ZAGAPAIN-ゼーガペイン-

 リョーコ、成熟。セレブラントになるには状況に柔軟に対応する能力が必要、
ということで階段一段飛ばしくらいの速さで自分と世界について理解するに至る。
誰もいない街で二人きりのシーンでは、爽やかな空気の中で伝わってくる
二人の絆や周囲からの隔絶、痛みの共有その他諸々がこの作品の特徴である
ウェットな雰囲気を上手くつくりだしていた。度々仄めかされるように
二学期の開始=リセット発動だとすると、夏休みに目覚めるものが多い
というのも期限が近づいているからか。次回予告のギャグ調は楽しいけれど、
どうしても後に続くであろうシリアスの方に気が行ってしまう。