ZAGAPAIN-ゼーガペイン-

 苦い復元。セレブラント以外の記憶は世界と共にリセットされ、時間は
再び四月へと戻る。しかし、そこにいるリョーコは病院のベッドから
動くことが出来ない。活動できるのは、ただゼーガペインの中でのみ。
こうなるともう人間であることに肉体の有る無しなんて関係なくなるね。
幻体がさらに不完全な形で存在することになったリョーコの明日は何処に。
敵の技術が人類復活の鍵だと示されはしたが、さて素直にそっちへ走るのか。
ゼーガってば徹底的に舞台装置ロボ。今回でキャラ性与えたと言えなくもないが。
ところで、敵、ちゃんと喋れたんだ。ニンゲンリカイフノウ系みたいだけど。
散々匂わされていた世界のリセットも、雰囲気の作り方が上手いので
ちゃんと心が動いた。謎のメッセージの送り手が実は自分自身というのは
ちょっと勿体無い拾い方だった気もする。
 作画は、時間がないのか修正が弱かった。戦闘シーンは良い出来。
コクピット描写だけでも見応えあった。必殺技も登場と、脚本レベルで構成良し。
西澤晋のコンテ、個人的には好き。このほか、泳ぎもよく描けてた。