ZAGAPAIN-ゼーガペイン-

 守るべき場所、舞浜サーバーでの戦い。
 立ち上がる仲間。
 キョウの覚悟。
 いやー、これは盛り上がるしかないわ。
細かいところは気にしない気にしない。
伏線の回収もきっちりこなしつつの、熱くて濃い20分強。
あとはリョーコ絡みでちょっとあるくらいで、大体片付いたかな。
シズノの正体については引っ張った割にあっさり明かされたけど、
今まで積み重ねてきたものがあるから、少ない描写でも心情を汲むことが出来る。
長くやると全体の流れが悪くなる、ということでギリギリの選択か。
ナーガに乗っ取られたAIたちとの対話の中でそれが行われることで、
何度も描かれてきたAIと幻体の違いが端的な形で示されたのは興味深い。
興味深いと言えば、名前はあるけど顔を持たないナーガは、ラスボスとしては
珍しいタイプ。アビスとシンの方は逝っちゃったけど、投石には一体どんな秘密が。
キョウを巡る女の戦いは、待つ立場のリョーコに対し、共に居られるシズノが
優位に立った。このまま勝ち逃げか?ラストシーンは前回とはペアを代えての
ゼーガ発進。
 今回は久しぶりにこの作品の個性である「切なさ」の演出が決まっていた。
(前回のシマ司令との別れはどっちかというと「燃え」なので、切ないのとは
ちょっと違う)