Canvas2

 描写が足りなーい。
いやむしろ
 ゲージツカってわかんなーい。
かな、大勢の意見としては。
 個人的にはエリスとくっつくのはそんなに意外でもないけど。いつぞや
夕暮れの校門のシーンで門の外に浩樹、内側に霧という隔たりの演出が
あったし、エリスの問題の解決と浩樹の前進が最後まで残っていたし。
エリス赤で絵を描いて自立、これはいいとしても、それを見た上で自分もエリスに
餞別の絵を描いて同時に霧と恋人同士に、なんて器用な真似浩樹には無理。
まあ、それはあくまで感覚的に、という話であって、今回みたいな
見せ方では視聴者を納得させるのは難しいだろう。プラットフォームでの
霧との別れの演出は面白かったと思うけど、それでおしまいじゃあねえ。
大体2クールかけて丁寧にやってきて、ラストだけぶっとんでるって…。
凡人は天才に振り回されるもの、ってことですか。勝手に2人で完結してなさい。
とまあ、肯定してるのか否定してるのかわからない文章になってしまったけど、
基本的には楽しめた作品だった。演出も面白いものがしばしば見られたし。
ああでも、最終回の朋子の描写だけはどういう意図かわからない。
自殺を思わせる睡眠(おそらく)とその後の覚醒。間にそれぞれのヒロインの
その後、後ろに浩樹とエリスという配列に意味をこめてるのかも知れないけど、
なぜ朋子が選ばれたのか。もしかしたらゲームをやってればわかる、という
類のものなんだろうか。と、1つの謎を抱きつつも、スタッフの皆さん、
どうもお疲れ様でした。