鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 13話

 終らないアリスの物語、それはまるで妄想をそのまま書き連ねたような。
本筋は前回までで終わり。最後は未登場キャラ大盤振る舞いの番外編。
ゲスト声優もいっぱいだ。結局子安武人の壊れっぷりが全てを食ってたけど。
で、有人が一生懸命書いてた物語がどんなものかといえば、小学生のとき
国語の時間に書いたお話ってこんな感じだったなあ。見ていて何だか
脳が麻痺するような不思議な感覚に襲われた。ああ、こりゃ誰が読んでも
妹好きバレバレだわ。RPGっぽい演出は結構楽しかった。ラストシーンは
現実世界で月を見上げる有人。12話と重なるものが。しかし、ありすとは
いつでも会えるって、こんなんでいいのか。
 1話見たときにはこりゃ駄目だと思ったものだけど、心の物語のドロドロした
部分が前面に押し出されるようになった後半は、意外と楽しめた。
宮崎なぎさは中途半端なものより突き抜けた作品の方がいいね。イロモノでなく
正統派の作品を手がけたら逆にどうなるかな。それはともかく、
スタッフの皆様、楽しかったです。どうもお疲れ様でした。