聞きかじりの話。美術史上における「傑作」は、必ずしも作品の完成度とは
関係なく成立するそうで。ポイントは、作品がそれ自身に関する言説をどれだけ多く
生み出してきたかという点にあるとか。見る者に語らせる、語りを誘発する力を
持ったものが傑作と呼ばれるようになるという考え方は面白いなあ、と思った次第。