妖逆門

 「妖逆門を、やめたい。」
 ようやく本当の気持ちを口にしたきみどり。されど願いは届くことなく、
ゲームはあたかもそれ自体が意志を持つかのように、きみどりの手を離れて
進行していく。幻風堂と老人がゲームの為の作り物であったことが明らかになり、
きみどりの周りに味方はいない。彼女は三志郎にわずかな望みを託す。
当の三志郎は、迷いの中。このままゲームを続けてよいものか、悩む。
その結果、きみどりともう一度向き合うために、幼馴染の幻(白スク水姿)
も振り切って、先へ進むことを決意。舞台は決勝トーナメントへ。
他のぷれい屋たちも、それぞれの夢を叶える為に全力で戦う。
その裏で個魔たちの想いもまたぶつかり合う、ってあれ?結局個魔がついてたのは
一部のぷれい屋だけ? 未だにこの辺のルールはよくわからない。
でも格好良かったので概ねOKだ!
 コンテ・演出:松尾慎。テンポの作り方が上手く、ビジュアル的にも凝っている。
レイアウトのコントロールで画面の締まり方がいつもとは一味違うのもポイント。
枚数を押さえつつも見ていてダレない。全体の完成度はこの前以上か。
確かな作画も演出を支えていた。