爆球HIT!クラッシュビーダマン(終)

 みんなでたのしくビーバトル。
 さあ最終決戦。伝説のビーダーも夢で応援してくれたぞ!
紛らわしい演出で退場していった仲間たちもあっさり復活、集合!
もう怖いものはない、いざ戦争兵器を破壊にレッツゴー!
と、戦争兵器は玉賀博士と鳥賀教授の工作で自爆、設計図も灰に!
おおっとここでキョウスケがビーバトルを提案、一対一の対決だ!
一時追い込まれるも最後はお約束通り見事逆境を打ち破って勝利だ万歳!
さてとにもかくにも最終回。まあ予想通りの締め方。
七人のビーダーの内、ヘリキラーのコドウと解説役のコン太以外は
復活時以外ほぼ背景だとか、結局必人は父親に助けられてばかりだった
(必人の方が助けたことってあったっけ?)とか、キョウスケ全然諦めてないとか、
細かいことを気にしてはいけない。なんでだろうか、最後の台詞
「ビーバトルは相手がいないと出来ないんだぜ」がどうにも唐突に、
納まり悪く感じられるのは。最後に見たお互い正々堂々のバトルが
3ヶ月くらい前だったせいかなー。
 作監木村豪。さすがは最終回、キャラもエフェクトも普段とは段違いに
しっかりしていた。まあ普段の水準が低すぎるのだけど。
 後半、特に七人のビーダー編は大きな盛り上がりもなく、
全体としてダラダラグダグダ迷走していた感じ。敵にしても、
結局ダークリザードの面々はコドウ以外途中退場その後音沙汰なしだし、
西園寺コンツェルンは内部抗争で自滅だし、キョウスケはラスボスとして
因縁が弱すぎるし、と、どうにも物語を引っ張る力に欠けていた。
かように印象はよろしくないわけだけど、「クラッシュ」というコンセプトが
最後まで徹底してたのは立派だと思う。それが宣伝に繋がるかは別として。
思えば、トラッパーナナの辺りがターニングポイントだったのかなあ。
あと、コドウとコン太のキャラ力はガチ、ついでにナナも。
スタッフの皆さん、1年間お疲れ様でした。