コードギアス 反逆のルルーシュ

 バカがいる! 全力で大真面目なバカがいる!!
 反ブリタニアグループによりテロ発生。人質の中には愛する妹も居るとあって、
コーネリアも迂闊には手を出せない。そこでルルーシュは事件に介入、解決。
これを利用して自らの勢力「黒の騎士団」を世間にアピールすることに成功する。
 何はおいても「黒の騎士団」。正義の味方を標榜する仮面のボスに率いられ、
恥ずかし…もとい、個性的なコスチュームに身を固めた粋な奴ら!
いたって真面目で自信満々なルルーシュの口調と絵面のギャップが笑いを誘う。
むう、この程度で怯むような覚悟ではブリタニアとは戦えんということか。
ここはひとつ、引くどころか逆に喜んでいる玉城を見習わなくては。
 ブリタニアの皇族はシスコンばかりか、という問題を提起してくれた
妹萌え萌えな今回のコーネリア。ルルーシュとナナリーのように
ユーフェミアとは母親が同じなのかな? それならあの殺伐とした宮廷で
2人の絆が強まるのもわかる気がする。さてその妹、ユーフェミア
今回の対面はゼロ=ルルーシュにとってはギアスの力を行使する思わぬ好機。
画面の外で彼女に何か仕込んでいたとしても不思議じゃない。
不確定要素を考えて力を使うのを見送った可能性もあるが、真相や如何に。
 その他に気になったキャラはニーナとロイド。前者のブリタニア嫌いは
トラウマレベルの過去の体験に原因がある様子。ミレイは何か知ってる様だけど。
スザクをパーツかモルモットぐらいに見ているのかと思われた後者だが、
「よせ、枢木准尉」の台詞は本気で心配していたみたい。
白鳥哲の、何というか一瞬仮面が剥がれたような感じの演技が良い。
コードギアス世界の人気者、オレンジの出番は無し。初めてだなあ。
全体の印象としては、ハッタリの効いた演出はいいのだけど、 
詰め込みすぎというか、もう少し過程を大事に丁寧にやって欲しい気はする。
で、で、次は8,5話、突然の総集編。早すぎだ。スケジュール厳しいのか。
 キャラ、メカともに安定。トンネル内での奥行きを活かした戦闘が面白い。
カノン爆発からホテル水没までは、前回の橋落下に続く気合の入った壊れぶり。